HOME  >  ニュース > 2017年 > 鎌倉芸術館で青空マルシェ!

鎌倉芸術館で青空マルシェ!

 

 今年の9月まで改修工事が行われている鎌倉芸術館の前庭で、6月18日(日)に2回目となる〈青空ふれあいマルシェ〉が開かれました。このマルシェは5月から9月までの毎月第三日曜日(計5回)に行われ、コンセプトとしては自ら生産や制作したものを自ら販売するというイベントです。
 この日もかわいいアクセサリーをはじめ布製小物、木工品、ミニ盆栽、手作り石鹸、革細工、似顔絵の作画、そして無農薬野菜や果物にハチミツ等の農産物、クッキーやパンなどのおいしそうな食品がたくさん販売されていました。
 ステージではゆかいなパントマイムや、「父の日」にちなんでのオリジナル缶バッジが作れるコーナーもあり、子どもたちの笑顔があふれていました。
 出展者の中には、これまで北鎌倉で行われていた「匠の市」の常連だった方もおり、こうした機会をいただけるのは大変うれしい、という声を聴くことができました。
今後の開催日は、7月16日・8月20日・9月17日の3回となります。ぜひ、皆さんもお出かけになってみてはいかがでしょうか。

▲ページトップへ

知っていましたか、世界最大の鎌倉彫

 前庭がマルシェで賑わうなか、以前レストランがあったスペースでは巨大な鎌倉彫の修復作業を拝見することができました。
 見学に先立ち作業を行っておられる鎌倉彫伝統工芸士会の小園博会長より説明がありました。そもそも、この『雲』と題された鎌倉彫は鎌倉芸術館のロビー正面のギャラリーに入る上部壁面に開設時から飾られているとのこと。(つい竹林の方に目が行き知りませんでした)
 鎌倉芸術館の開設は平成5年(1993年)10月。当初の予定では中庭は西洋風な造園を予定しており、作品も洋風なデザインを考えていたのですが、急遽、現在の竹林と和風な造りに変更となり、新たにデザインを考えこの『雲』に決定し、当時の伝統工芸士さんたちが夜を徹して制作にあたり完成したものだそうです。
 5つの作品を並べると全長10メートル50センチとなり、この大きさは世界最大の鎌倉彫となります。そして、今回建物の改修工事にあわせ24年ぶりに壁面から取り外したところ、強い西日によるひび割れなども見つかり修復作業を行うことになったとのことです。
 今回の作業には23名の鎌倉彫伝統工芸士の方々が参加し、ようやく完成の運びとなり、この日の公開となりました。小園会長からは材料となる漆の話や道具の話、特に漆を塗る刷毛は人間国宝の方が製作されており、若い海女さんの髪の毛が最高に適している、といったなかなか知りえない興味深いお話も拝聴でき、鎌倉芸術館ならではのちょっとお得な時間を過ごすことができました。
 建物の改修工事が終了し再開した折には、世界最大の鎌倉彫『雲』の全体像をじっくり鑑賞したいものです。

記事・写真:村川 邦衛

デザイン  草場 圭三

▲ページトップへ